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試合報告

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来シーズンに繋げるために!クィーンビーズ劇場ははまだまだ続く

対新潟第2戦 山梨QB 63 – 新潟 68

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今季ホーム最終戦 ファン・ブースターの皆さんと

連勝を狙うクィーンビーズと、五分の星に戻したい新潟。昨日に続く両チームの対戦、今季最後のホームゲームは40分間の激闘となった。

1P、エネルギー全開で圧力をかけてくる新潟に対して、クィーンビーズは「Wリーグプレミアに山梨の名を刻みたい」と熱い思いを抱く渡邊愛加が奮闘。スリー2本を含む10得点でチームを牽引するが、新潟の攻撃を抑えることができず、昨日は好調だったリバウンドでも劣勢に回り、リズムに乗れないまま、17-18と新潟1点リードで2Pへ。

クィーンビーズはディフェンスをゾーンに変更。新潟のシュートが外れる場面ではブレイクも出て得点を重ねるが、敷いたゾーンの隙をつかれて新潟に得点を許し、ファールも嵩み残り6分2秒で5ファール。拮抗した試合から抜け出すことができずに、37-38と1P同様、1点差のまま前半を終了。

後半、クィーンビーズは前半苦しんだリバウンドを立て直し、何度か同点には持ち込むが抜け出すことができず、51-54で3P終了のブザーが鳴る。しかし、新潟の北川が時間追われて放ったシュートがブザービーターのスリーとなり、51-57と6点差で最終4Pへ。

ブザービーターで勢いを削がれたクィーンビーズ。4Pは残り7分40秒まで両チーム共に加点できない、息が詰まる展開で試合が進む。宮坂のフリースローで5点差としたクィーンビーズは、ここからアンモールがインサイドで連続得点。残り4分46秒で58-59と1点差に迫る。

ここから両チーム2本のフリースローを沈めて60-61。残り2分38秒でアンモールがゴール下で得点し62-61とクィーンビーズが逆転し、ベンチ・会場ともに騒然となるが、ここから勝負どころでシュート・フリースローの精度が落ち、クィーンビーズは残り1分で新潟の中村にスリーを許して逆転を許す。

その後はファールゲームに持ち込むが、63-68と5点及ばず、このカードは1勝1敗の五分の星で幕を閉じた。

試合後、石川幸子ヘッドコーチは「まだ整理がついていない部分もある。私の選手起用がうまくいかなかったことと、選手自身も本来の力を発揮できなかったことが敗因だと思う。選手にも迷いを生じさせてしまったかもしれない。新潟が対策してきた作戦にハマったというよりは、新潟の最初の勢いとプレッシャーに自分たちが対応できなかったのが問題だった」と負けた要因を振り返る。

修正力の高い新潟の出方を警戒していたクィーンビーズだが、それと共に新潟が昨日以上の圧力をかけてくることは十分警戒はしていたし、自分たちもそれを上回ることが必要であることは十分理解していた、しかし、新潟の出だしのエネルギーに圧倒され、自分たちのやるべきことが出来ずに終わってしまった40分になってしまった。

残念ながら、プレーオフ進出、そして来季の「Wリーグプレミア」で戦うことは叶わな句なってしまったが戦いは続く。

試合終了後、涙する選手の姿もコート上にはあった。しかし、6日後には次の対戦相手アイシンが待ち受けている。シーズンの集大成となるアウェーでの4試合に向けて、キャプテン濱西七海は「今シーズンが終わってもクィーンビーズのバスケットは続く。来シーズンに繋がるものを今シーズン中に作り上げていかなければならない」と次の戦い、そしてクィーンビーズの未来に眼を向ける。

ここからの4試合で「来シーズンに繋がるもの」をどう作り上げるか?

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クィーンビーズ劇場ははまだまだ続く。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

二日間、そして今季最後のホームゲーム
応援ありがとうございました。

まだ整理がついていない部分もあるが、私の選手起用がうまくいかなかったことと、選手自身も本来の力を発揮できなかったことが敗因だと思う。選手にも迷いを生じさせてしまったかもしれない。

具体的には、起用した選手がうまく機能しないケースもあったので、試合を進めながらどう対応するかを考え続けていた。しかし、それがうまくはまらなかった。

そして、新潟が対策してきた作戦にハマったというよりは、新潟の最初の勢いとプレッシャーに自分たちが対応できなかったのが問題だった。昨日話していた対策を実行できなかったのは反省点だ。

新潟のリズムで進む試合をゾーンディフェンスで流れを変えようと試みたが、なかなかうまくいかなかった。ディフェンス自体は悪くはなかったが、そこからの得点に繋げることができなかった。得点の取り方の指示が必要だったかもしれない。

そして、前半はオフェンスリバウンドを13本も取られてしまった。後半は修正できたが、前半から徹底できていれば、また違った展開になったかもしれない。

4Pーに入り一時は逆転して流れを掴みかけたが、硬さが見えて、フリースローやシュートを決めきれず、突き放すことができなかった。

昨日の試合はゴールに向かっていく縦の動きが良かったが、今日はそれが少なかったのも痛かった。

プレーオフ進出は不可能となったが、残り4試合は自分たちがやってきたタフなディフェンスからブレイクを出すこと、早く攻めること、緩急を使って相手を翻弄することなどを引き続き最後までやっていく。勝ちにこだわって戦いたい。

キャプテン 濱西七海

昨日の試合と比べて、今日の試合はスカウティングを得意とする新潟が強いことは分かっていた。自分たちも準備してきたものがあったが、リバウンドやルーズボールへの執着心、ボールへの強い気持ちで試合開始から圧倒されてしまった。そこが最後まで勝ちきれなかった原因であり、新潟の強さが出た部分だった。自分たちの気持ちが新潟に勝てなかったことが弱さであり、敗因に繋がったと思う。

逆転のチャンスがあったが、シュートまでいけなかったことが敗因の一つ。また、逆転したタイミングが残り3分という難しい時間帯だったことも影響した。連続得点に繋げることができず、フリースローも決めきれなかった。

新潟さんの10番西垂水選手はリバウンドが強く、体のぶつけ方やポジション取りが非常にうまい。1人で守るか、2枚で対応するかなど、ゲームの中での対応力やスカウティング力が足りなかった。

4Pのフリースローについては、考えすぎやリードされている時間帯のメンタリティーの影響もあった。自信を持って、周りの声かけも活かしながら、1本1本のシュートの大切さを意識して練習していく必要があると思う。

進出を逃したプレーオフは他力本願な部分もあったが、自分たちが今日やるべきことは、目の前の試合に勝つことだと話していた。プレーオフはもちろん目標だったが、目の前の試合に負けてしまったことが一番悔やまれる。西垂水

残り4試合で目指すものは、1つでも多く勝利し、目標としているシーズン10勝以上に近づくこと。今シーズンが終わってもバスケットは続くので、来シーズンに繋がるものを今シーズン中に作り上げていかなければならないと思う。

渡邊 愛加

個人としては良い感触でプレーできたが、勝利を収めることができず、悔しい気持ちでいっぱいだ。

昨日の試合後、2戦目の新潟は引き締めて戦わなければいけないという話はチーム全体で共有していた。しかし、試合開始から終始相手ペースで試合が進んでしまい、思うようにプレーすることができなかった。昨日の試合以上に相手が勢いに乗ってプレッシャーをかけてきたにも関わらず、自分たちがそれ以上の力を発揮することができなかった。

試合中、ディフェンスでプレッシャーをかけたりして、相手の思うように攻めさせないこともできた。しかし、3Pのブザービーターの3ポイントやこぼれ球など、勝負どころで相手にやられてしまった。自分たちで変えることのできないところを意識してしまうと、思うようにプレーができない。もっと自分たちがやるべきことに目を向けてプレーするべきだったと悔やまれる。

そして大きく影響したのはリバウンドで後手に回ったことで、特に前半。相手のリバウンドが強い選手は分かっていたが、結局そこで何本も取られてしまった。高さではこちらがアドバンテージがあっても、良いところのポジションを取れたり、少しのずれをそのまま解決できないまま相手に優位性を与えてしまった。リバウンドの重要性を改めて感じた。

Wリーグプレミア(今季の上位8チーム)でやりたかった。Wリーグプレミアに「山梨」という名前を残したかったが叶わず悔しい。ここからはアウェーでの4試合になるが全て勝って山梨に帰ってきたい。

本日のハーフタイムショー|小島ダンススクール

応援に駆けつけてくれたFCふじざくら山梨みなさん

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