山梨クィーンビーズ

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試合報告

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2024.1.4   VS 三菱電機 第一戦

山梨QB 63 – 68 三菱電機

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終盤1分の行方-勝利へのカギは手の届くところにある、その掴み取り方は?

1月2日から4日連続開催の国立代々木競技場第二体育館でのWリーグ。
今日からはカードが代わり、クィーンビーズVS三菱電機、デンソーVSアランマーレ、トヨタ自動車VS富士通の3試合が行われる。


12時トスアップの対三菱電機戦

1Q、三菱電機に6本のスリーポイントを沈められ、13-24と厳しいスタートとなったクィーンビーズ。
2Qに入ると逆に、片山菜奈・川端日菜子が好調なクィーンビーズが逆襲し、33-36と3点ビハインドで前半を終了。
後半、三菱電機の陣形を崩せず、ボールが外で回る時間帯が増えて得点が伸びないクィーンビーズは三菱電機の陣形を崩せず、得点が伸びない状態に陥った。
対する三菱電機もシュートの精度は上がらず、3Q終了時点で53-55と三菱電機を射程距離圏内に置いたまま、最終4Qへ。
4Q残り8分、出原の連続得点で57-57とクィーンビーズが同点に追いつく。
しかし、その後の6分半は両チームともに得点が停滞し、60-61と三菱電機が1点リードしたまま、残り時間は1分。
クィーンビーズがファウルで攻撃権を失うと、三菱電機のタイムアウト明け、ベテラン小菅にスリーを沈められて、60-64。
試合の行方は未だ予断を許さないが、クィーンビーズは次のオフェンスでパスミスを犯し、三菱が追加点。残り43秒で60-66と点差が開く。
この20秒間での出来事が、今日の試合の明暗を分け63-68でクィーンビーズは敗退。

三菱電機を、今一歩のところまで追い詰めたが白星を掴むことはできなかった。

試合を決した残り1分がフォーカスされる今日の試合であるが、その前の6分間、両チームの得点が停滞した時間帯に主導権を握ることが出来ていたら、試合展開は変わっていたかもしれない。

片山菜々は「皆で声をかけて、1回1回プレイが止まるごとに集まって『今、我慢しよう』と確認しながら試合を進めていたけれど、勝負どころで点が入らず、自分たちのペースに持っていけなかった」とこの時間帯を振り返る。

今日は機能しなかったインサイドをどう活かすか。
そして、本来の持ち味であるディフェンスからの速いバスケットを展開することができるか。

試合後、石川幸子ヘッドコーチは取材を受けたミックスゾーンで「練習してきたことは徐々に試合の中で実践できている。これを大事な試合で発揮することで自信につなげたい。そして、練習してきたことを、もっともっと表現してほしい」と話して体育館を後にした。

明日の第二戦、連勝を狙う三菱電機もスタートからギアを上げてくることだろう。その圧力に負けないで、40分間トップギアで走り抜けるクィーンビーズのバスケットを期待したい。

試合は明日も12時トスアップ
応援よろしくお願いします。

ヘッドコーチ・選手 試合後の談話

石川幸子ヘッドコーチ

本日も応援ありがとうございました。

川端と片山のスリーで繋いだが、インサイドで得点が取れず難しい展開になった。4Qでわずか10点しか取れなかったのが痛かった。チャンスはあったが、ポロポロとミスが出てしまい、相手も同様にミスを犯していたので、そこで決め切りたかった。
残り1分で、 小菅をフリーにしてスリーを決められたところで一旦流れを切りたかった。
明日に向けて、今日できなかったこと、特にインサイドでの得点は重要。スリーポイントは、今日と同じように、しっかりと決め切りたい。そして、シュートのアテンプトが少ないので、そこも修正したい。
今日は、これからの展望を占う上で重要な試合で、選手たちは緊張していた。緊張をプレーに活かせるように、成長していかなければならない。

キャプテン濱西七海

残り1分で自分たちから崩れてしまった。自分たちが超えなければいけない壁を、やはりまだ超えられなかった。もちろん、戦えた部分もあった。
1Qでやられた部分をなんとか取り戻し、後半の残り1分まで持ち込めたことは良かったと思うけれど、三菱のゾーンディフェンスにハマってしまった。
その結果、思い切ってシュートを打てずに点が取れない時間帯を作ってしまい、時間だけが過ぎていってしまった。三菱さんの経験豊富なメンバーに要所要所で仕事させててしまった。
最初のクォーターからエンジン全開で、根本さんが『やれるんだよ』という意思をシュートで示し、勝負どころでは渡邉さんが攻めきる姿勢を見せていた。三菱さんはシュートが入るかどうかに関わらず、戦い続ける姿勢を見せていた。そして最後には、小菅さんの執念を見せつけられた。やはり、経験豊富な3人に対抗できなかった。

勝ち切れなければ負けは負け。
明日は勝つことが絶対条件だと思う。今日のことはしっかり反省して、どこでやられたのか、自分たちはどこで点を取れたのかというのをビデオを見直して確認したい。そして、もっともっと走るバスケットで、足を使ったディフェンスで、今日の点差以上に差をつけて勝ちに行きたい。

片山 菜々

4Qの勝負どころ、お互い得点が入らない時間帯で自分たちがパスミスなどで、チャンスを潰してしまった。
そこが、まだ自分たちの弱いところなのかなと思う。
今日は、シュートタッチが良かったので思いっきり良く打てた。残り1分ぐらいの時間帯までは我慢強く戦えてたと思う。
その部分でチームの成長を感じるが、勝ち切れなかったことはチームとしてもすごく悔しい。明日は全員で結果が残せるように頑張りたい。経験値では相手の方が上で、自分たちはチャレンジャー。常にリングにアタックし、思い切り良くシュートを打つことは常に意識して試合に臨みたい。

川端日菜子

先週からシュートの調子が戻らず不安だったが、勝ちたい気持ちがシュートに乗り移り、コートで表現できて良かった。
最後、勝ち切れないところが自分たちの弱いところ。勝ち切るところまでが自分たちの目標で、それができなかったのはすごく悔しい。開幕当初に比べて、チームは仕上がってきていると思う。しかし、どんなに良い試合ができたとしても、最後勝ち切るところまで行けないと意味がない。1点でも上回れば勝ちは勝ち。
明日はその1点1点、フリースロー1本だとかシュート1本をしっかり決め切って絶対に勝ちたい。

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