山梨クィーンビーズ

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試合報告

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2023.11.18  VS 日立ハイテク 第一戦

山梨QB 71 – 87 日立ハイテク

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明暗を分けた決めきる力

1Qは両チーム、淡々としたスローテンポの立ち上がり 。
クィーンビーズは前節のトヨタ自動車戦で苦戦したオフェンスで、インサイドへの果敢なアタックを繰り返してフリースローを獲得して得点を重ね、1Q終盤まではリードする展開。。対する日立ハイテクはスリーポイントが好調で1Pだけで6本を沈め1Pは18-26と日立ハイテクがリードして終了。

2Qのクィーンビーズはチーム最年長の渡邊愛加、宮坂桃菜が二人で10得点とチームを牽引。得点後のディフェンスは「セットオフェンスへの対応は取れていた」と試合後に濱西七海・アンモールが語ったように失点を抑え、得点差を3と縮め38-41で前半を終了して後半へ。

シュートが決めきれず波に乗り切れないクィーンビーズに対して、チャンスで堅実に得点を加算する日立ハイテク。今日の両者の特徴が顕著に表れた第3Qは、シュートミスから日立ハイテクに走られ得点を許す。そして、第二節の対ENEOS第二戦以降チームの戦い方の一つの柱であるリバウンド、特にディフェンスリバウンドが取り切れず相手にセカンドチャンスを与えては得点を許す。 47‐57と得点差を10点に開かれて3Qを終了し、残り10分の戦いへ。

試合の展開は変わらず、シュートの確立が上がらないクィーンビーズは点差が14点と開く。その後、残り2分50秒で10点差まで詰め寄ったものの及ばず試合は終了。 対日立ハイテク戦は黒星でのスタート、トヨタ自動車戦以降の連敗は3となった。

「決めきる」

シーズン中、試合後の談話で何度か聞かれる言葉である。
今日の試合後の談話でヘッドコーチ・選手計5人から、このワードを聞いた。

「決めきる」とは決してシュートだけのことではなく、言い換えると「ボールを取り切る」という言葉に置き換えることが出来るのではないだろうか。 濱西七海は「自分たちは平面のバスケットで勝負すると言葉にしている。『リバウンド、ルーズボールで負けちゃいけない』ということを徹底しなくてはいけない」とチームの戦い方の原点を、もう一度チームに語り掛ける。


その前に、悪い流れを断ち切りチーム浮上のきっかけとなる戦いを。

明日も試合は12時30分トスアップ。

ヘッドコーチ・選手 試合後の談話

石川幸子ヘッドコーチ

本日もご声援ありがとうございました。

日立ハイテクのスタートに対するアジャストはできていて抑えることができたが、ゾーンに切り替えた時にベンチスタートメンバーにやられてしまったし、スリーをポンポン決められたのが痛かった。 勝敗の分岐点は、オフェンスでミスをしたところからのブレイク。そしてディフェンスリバウンドが取り切れずセカンドチャンスを決められたこと。 オフェンスはシュートを決めきることができなかったが、相手にアジャストされていても、インサイドもアウトサイドも攻めることはできていた。明日はしっかり守りきり、シュートを決めきる。 今日は試合の入りがゆっくり落ち着いて入ってしまったので、明日はもうちょっとペースを上げていきたい。

キャプテン濱西七海

40分通してオフェンスもディフェンスも勿体ないプレイがものすごく多かった。
そこが、この点差に繋がったと思う。
うちは決め切れないが、相手は決めきる。
シュート・パス・リバウンドに絶対はない。どんなシュートでも落ちる可能性はあるし、それに対してのバックアップは必要。悪いパスでもボールを繋ぐ。そういう気持ちの欠如、爪の甘さがまだまだあると思う。
今日、多発した勿体ないミスを少なくすること、出さないようにすることするために意識の部分はしっかり統一させたい。

土田 帆乃香

自分たちの決めるところの甘さ、逆に相手はしっかりシュートを決め切り、リバウンドも取り切ってくる。そういうところでの差が最後まで、続いて負けてしまった。自分にも試合の中でそういう場面があった。その場面で自分が決めきれていたら絶対勝てた試合だったと思う。もっと勝たせられるようなガードになりたい。
明日は、全員が今日よりも集中力を上げ、白星に拘ってゲームが決まれば結果はついてくると思う。明日は絶対勝ちたい。

アンモール プリート・コール

自分のプレーに対して、アジャストされていて前半は苦しんだが、ハーフタイムのヘッドコーチからの指示で後半は相手の守り方に対応できた。しかし、シュートを決めきることができない場面が多かった。ディフェンスはセットプレーは抑えることができていたので、問題はオフェンスでミスした時のブレイクをどう抑えるかだと思う。負ける試合ではなかったが、結果は敗戦。それをしっかり受け止めて、明日の試合に臨みたい。

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