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2023.3.19 VS シャンソン 第2戦
- 2023年03月20日
- admin
山梨QB 68–96 シャンソン
ボックススコア・見逃し配信は、こちらでご覧ください。
より大きな化学反応
「Chemistry 第二章」は間近に迫る新たなシーズンで!
選手紹介後の円陣で、キャプテン岡萌乃は「最後の試合、笑顔でやろう」と声をかけた。
30分後に始まったシャンソンとのゲーム2
攻め切れないクィーンビーズに対し、シャンソンは強みであるインサイドを起点に吉田舞衣のスリー3本と内外でバランス良く得点し残り15点差をつけると11-26で1ピリを終了。
2ピリ、残り時間7分からクィーンビーズはプレスで応酬するとオフェンスのテンポが上がる。課題の球際での勝負もリバウンド・ルーズボールで食い下がり26-44と18点差で前半を終了し、昨日は勝敗の行方を決定づけられた第3ピリオドへ。
得点が伸びないクィーンビーズ、3ピリ残り4分25秒25点差の33-58となったところで、金子寛治ヘッドコーチがタイムアウトを要求。タイムアウト明けから渡邉愛加の連続スリーを皮切りに追撃するが、得点差は縮まらず43-68で3ピリを終了し今季の戦いも残り10分となる。
4ピリ、得点差は開いても下を向くことなく、出場可能な全選手が入れ替わりながら激しさを増すプレスで相手のミスを誘うクィーンビーズ。
プレスでオフェンスのキッカケを掴んだ時は得点に繋がる確率が上がるが、セットオフェンスではシャンソンのディフェンスに苦戦。決定力で勝るシャンソンの勢いを止めることは出来ず、刻々と時間が過ぎる。 残り48秒、65-94の場面で金子寛治ヘッドコーチは「最後は今シーズンのチームを牽引した5人で」とコートに立つ岡萌乃・渡邉愛加・土田帆乃香・濱西七海の元に若原愛美を送り出す。濱西がスリーを決め68点、その後シャンソンが加点し68-96で試合は終了、昨年10月から始まったクィーンビズ7シーズン目の戦いは幕を閉じた。
試合後行われたシーズン終了のセレモニー 、会場内のファン・ブースターから送られる温かい拍手に涙する選手もいたが、最後は皆、キャプテンが拘った笑顔で写真に収まりコートをあとにした。
ヘッドコーチの交代、昨シーズンの主力選手の移籍・退団から始まった2022-23シーズンとチームの未来について金子ヘッドコーチに尋ねると「最初は試行錯誤から始まったが、選手がだんだん自分たちに矢印を向け出して前に進み出した。チームの土台は出来たかなと思っている」と振り返る。
同じ質問を試合後の選手に向けると、若原愛美は「このチームは仲が良て可能性を感じている。あとは勝つ経験と接戦でのミスを無くすことだと思う。コートの中でタイムアウトを取らずに自分たちで流れを取り戻すことが出来るようになれば、成績もついてくると思う」と笑顔で話す。
渡邉愛加は「泥臭いところを全員が如何に頑張るか。能力の高いチームが多い中で戦って行くにはルーズボール・リバウンドなど泥臭い部分を40分間継続できるように浸透させなくてはならない。ここからまた、積み上げていくことが重要だと思う」と前を向く。
岡萌乃は厳しく現状を捉え「富士通に勝てたこと、そして強豪にも競れるところまで来たことは大きな成長だと思う。しかし、2連勝を狙うときに勝ち切れなかったり、オーバータイムで負けたり。勝負どころのリバウンド・ルーズボール・ディフェンスなどはまだまだこれからだと思う」と今後の成長を促す。
泥臭い部分で負けないこと
勝負どころのリバウンド・ルーズボール・ディフェンス
コートの中での問題解決
これらのワードはシーズン終了時に繰り返し登場するワードであるが、年を追うごとに比較の基準が上がってきている事は間違いない。
上がってきた基準をベースに、突出した個が存在しないクィーンビーズはコート内の5人の力を5人以上にする化学反応を起こすため、今季は「人とボールが動き続けるバスケ」「プレスディフェンス」に活路を求めた。
この点について岡は「どのパーツが崩れたとしても立て直せるだけの層、違ったら違ったでその人に合わせた形を作れるバスケットになったように感じる。スタートの5人を一つの星に例えると、メンバーチェンジによって違う星が生まれる面白いバスケットだと思う。 だから、怪我による離脱者が多くてもシーズンを戦えたと思うし、それが『ケミストリー(化学反応)だったのかな』と思う。起こしたのは小さな化学反応だったかもしれないけれど、今季をベースに来季はもっと大きな化学反応を起こしたい」と未来を見据える。
より大きな化学反応
「Chemistry 第二章」は間近に迫る新たなシーズンで!
今シーズンも山梨クィーンビーズへの温かいご声援 ありがとうございました。
ヘッドコーチ・選手の談話
金子寛治ヘッドコーチ
シーズン中会場、そしてライブ配信から
温かいご声援ありがとうございました。
シャンソンはとは高さが違う中で、良くやった。
細かい対応は必要だけれど伝えきれないこともあったり、精度も高め切れなかった。完成までは行かなかったが、選手は1年間よく頑張った。残念だったのはメンバーがコンディション不良で揃わなかったこと。
モエ、コア、ビビ、イチ、そしてラン
最後は今季チームを引っ張った5人をコートに戻した。
岡萌乃
今日の試合、ポストのところに対しての対応は取れたが、スリーポイントの確率でシャンソンに上回られたことが勝敗に影響したと思う。
リバウンドも頑張れていたが、オフェンスリバウンドをもう少し取れていればとも思う。
キャプテンとして今季を振り返ると人のために動けたシーズンだったと思う。
チーム・個人のために動き、一人一人に気を配れた。人のために動けたことは自分にとって良かったことだと思う。最後戦をホームで迎えることが出来、知ってる人がいっぱい見にに来てくれて、楽しんで試合ができ笑顔で終われた。
渡邉愛加
地元での最終戦、勝って全員で良い形で終わりたいと思いながら試合に臨んだ。
シャンソンの強さは、内外のバランスが良く中を止めると外でやられる。こういうチームはやっぱり強いと感じた。うちは高さがない分「ボールと人が動き回る」ことに取り組んできたが、出来ている時と出来ていない時の差があった。
高さでやられるところは正直しょうがないが、そこから切り替えをいかに速くするかをポイントとして挙げたが、継続が出来なかった。
ヘッドコーチ・メンバーも変ったこの1年は変化を楽しめた1年だった。
私にとってはやりがいのあるプレースタイルの1年だった。
若原愛美
最終戦だし勝ちたかった。コートに出たら自分の出来ることを全て置いて行こうと思って試合に臨んだ。
4年目になるが、先季までは強豪チームには試合前から勝てる気がしなかった。しかし、今年はそれが無く全員が「勝ちに行こう」と前を向いて戦っていた。
そういう気持ちを持つことが、これから大事だと思ったシーズンだった。
印象に残った試合は開幕戦と今日
状態が良くない中で、いろんな人に支えられてコートに立てたこと。
バスケットをやっていて良かったと思える瞬間であり、このチームで良かったと思えた、忘れられない2試合になった。
アンモールプレート コール
大学の用事でチームから離れてる期間もあり、チームになれる時間が少なかったけれど、いろんな方に支えてもらえた事を自分の中で一番感謝しています。
こんな良い環境で、これからのバスケをするのが楽しみです。
ファン・ブースターのみんなさんに良いところ見せるように頑張ります!!
瀬山楓
今シーズン中、熱く温かいご声援ありがとうございました。どんな時でも、どこにいてもエールを送り続けてくれルことが、とても心強かったです。こうして応援してくださる方がいるということは当たり前のことではありません。私たちクィーンビーズはとても幸せなチームです。
本当にありがとうございました。
片山 菜々
今シーズン沢山のご声援ありがとうございました。初めてのシーズンをこのチームで戦えたことを誇りに思います。シーズン途中で怪我をして思うようにプレーできず、苦しい期間が続きました。そんな中でも変わらずに応援して下さった方や支えてくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです。人とボールが動き続けるバスケットは、新鮮で面白かったです。来シーズンはムキムキのキレキレになってコートに戻れるようにまた1から頑張ります。
石田悠月
今シーズン沢山のご支援ご声援ありがとうございました。チ目標であるプレーオフ進出は叶いませんでしたが、このメンバーで戦い抜けたことを、嬉しく思います。私は今シーズンチームに加わり一年目ですが、このチームが大好きになりました。「がんばれ」「できるよ」といった言葉を沢山かけてもらい、そのおかげで踏ん張れたことも沢山ありました。もっと成長した姿を皆さんにお見せできるよう頑張ります。