一般社団法人山梨クィーンビーズバスケットボールクラブ

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2022.10.30 VS トヨタ紡織第2戦

2022年10月30日
admin

山梨QB　66– 91　トヨタ紡織
ボックススコア・見逃し配信は、こちらでご覧ください。

加入後初スタメンでチームを牽引した中山彩奈

本日のモバサポ賞受賞土田帆乃香

次開催地富士吉田市出身渡邊愛加

緊急事態の中で掴んだ手応え

昨日の若原愛美に続き、新加入ながら昨日までの３試合で平均13.7得点を記録し、チームの新たな得点源としても期待される出原菜月がコンディション不良で本日のカード２を欠場。 10人で戦う事を余儀なくされたクィーンビーズは昨日、5人が収縮したことでスペースが作れず、２ピリから手詰まりとなったオフェンスを改善。内外とテンポ良くボールと人が動き、オフェンスをシュートで終える機会が増えたことでディフェンスにも余裕が生まれる。前半は、チーム加入後初めてスタートメンバーに名前を連ねた中山彩奈が、スリーポイント3本を含む13得点とチームを牽引。昨日は勝敗の分かれ目ともなった２ピリも大きく崩れることはなく30−39と射程距離圏内で後半へ。しかし、後半に入るとクィーンビーズのオフェンスをアジャストとしてきたトヨタ紡織の前に攻め手を失い点差を開かれる。
10人を入れ替えながら、昨日も一定の成果を見せたオールコートのプレスディフェンスで、４ピリには追い上げを見せるが及ばず、ホーム開幕戦のこのカード２連敗で幕を閉じた。

「練習時の5対５でもスタートの5人と対向の5人は何時も競り合っている。その競り合っている良い部分が出て10人で試合を作ってくれた。良くやったと言えるが、まだまだやれると思う」と前向きに語る試合後の金子寛治ヘッドコーチ。
キャプテン岡萌乃は「今日の試合で、うちは総力戦でないと勝って行けないことが分かった。ここから先も全員で戦って行きたい」と話して体育館を後にした。

今季ホーム開幕戦となったトヨタ紡織戦を前に、マッチデープログラムに載せる記事作成のため、昨シーズンまでクラブに在籍した近内瞳に「バスケの、そしてWリーグの魅力」についてインタビューを行った。
その中で近内は

試合の行方を左右するのは、チーム力が一人に依存しないこと。

もちろんキーとなる選手やずば抜けて優れた選手が存在するチームもあるけれど、あくまで一人の選手であって、それだけで勝てる世界ではない。 
クィーンビーズは、「チーム力で戦うチーム」 チームの目標達成のため 15人の力を集結して、強豪にどう立ち向かうかを見てもらいたい。

と話している。

アクシデントもあったが「クィーンビーズは総力戦で戦う」事を改めて宣言した二日間でもあった。

ヘッドコーチ・選手の談話

金子寛治ヘッドコーチ

ホーム開幕戦、2日間ご声援ありがとうございました。
勝敗を分けたのは、後半の出だしで守りきれなかったのと、前半遠目のシュートが入った中山を後半は止めにきた。そこで、次の一手が無かった。
今日は若原に続いて出原も欠場、その中で良くやったが、反面「もっとやれる」とも感じる頑張りを全員が見せてくれた。
試合でしか経験できない部分を積み重ねながら、勝ち星を追い求めていきたい。
今日の試合を分析して、富士通戦の対策を考えた

キャプテン岡萌乃

昨日と違い、２ピリまで粘れたが、３ピリで動きが止まって離された。
昨日よりはボールも人も動いてシュートまで行けたことでミスから相手に走られるような自滅は少なかった。シュートで終わることで点差が離れない事を実感したが、うちはディフェンスを頑張ることがオフェンスにも繋がると思う。シュートが入らない時間帯や、相手の身長が大きくてリバウンドが不利になる事を考えるとオールコートのプレスだけでなく、マンツーマンの強度も上げて40分間相手の得点を押さえながら食らいついていく試合展開に持ち込みたい。

土田帆乃香

昨日はオフェンスを作ろう作ろうとして自分が思い切れず、横にばかり逃げていた。
その反省から今日は吹っ切れて「自分が行ってやろう」と決めて試合に入ったことが個人としての良い結果に繋がったと思う。勝敗に関しては、前半あれだけ良い試合が出来たのに、後半の出だしでトヨタ紡織がうちのオフェンスにアジャストしてきたことで、後半は攻め切れず相手に走られて簡単に点差を開かれてしまった。逆にうちはそれが出来なかった。

中山彩奈

今日は「出れない選手の分もカバーできれば」と思ってコートに立った。
途中から出してもらうとミスを恐れたりするが、今日はスタートだったので思い切り行けた。
前半スリーが入ったことで後半は間合いを詰められたが、それに自分がアジャスト出来なかった。
ゲームを通して、相手の変化に対応出来るようになりたい。