山梨 60-62 トヨタ紡織
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拘ってきたリバウンドで今シーズン初めて相手チームを2本、上回ったものの大差で敗れた昨日の試合。
昨日以上にリバウンドに拘った結果、富田の15本を筆頭に合計53本とトヨタ紡織よりも15本多い数を獲得。そして、昨日機能しなかったディフェンスを見直した事により、トヨタ紡織をロースコアに抑えて追いかける展開で前半を28-30と2点差で折り返すが、3ピリ終了時点では点差を開かれ41-49で勝負の第4ピリオドへ。
昨日は後半、走り負けた感があったクィーンビーズだが今日は、最後まで運動量も落ちる事なく、ジワジワと点差を詰めると、残り1分2秒で57-57の同点に。その後トヨタ紡織が2点を加えたものの、残り17秒で若原がスリーを決めて60-59と逆転、今季2勝目が目の前に迫る。しかし、ここで拘ってきたリバウンド、しかも今日は圧倒してきたリバウンド、その中での1本のリバウンドが試合の明暗分ける事になった。
若原のスリーで逆転されたトヨタ紡織はタイムアウトを要求。相手コート側からのスローインで試合が再開、トヨタ紡織の選手が放ったシュートはゴールから溢れるが、このリバウンドをトヨタ紡織が獲得し、そのままゴールにねじ込まれ60-61と逆転を許す。その後フリースローにより1点を追加されて60-62。
クィーンビーズは岡が放った最後のシュートが外れて試合終了
今シーズンの日程を1勝19敗で終了することとなった。

金曜日、水野に今シーズン締めくくりの2連戦、翌日からのトヨタ紡織戦について意気込みを聞いた。
その話の後半で、今シーズンを振り返り「難しい1年だった。上手く行く時と行かない時のギャップが激しく『何でそうなるのか』すごく悩んだ。ここから先、上位に食い込むには、前週のトヨタ自動車との1戦目のように、コート内で話し、その時その時の解決策を見つけて行く『自分たちで解決する力』が必要だと思う。ヘッドコーチの指示プラス、コート内で話し、共通理解のもとに動けるようになれば、その上に行けると思う」と話す水野。
この話を聞いて、一昨年の8月、チームのイヤーブック制作のため、当時のキャプテン岡萌乃にインタビューした時のことを思い出した。
岡は、この年の春(2019年3月)、ファイナルに初めて進出した三菱電機の戦い方に例え「三菱電機はコート内で選手同士が話し合い、その場の問題を解決しようとしてる。そしてヘッドコーチに対して自分たちからタイムを要求している。自分たちも何時か、こういうチームになりたい」と話していた。

あれから1年半、今のチームは岡には「どう見えるのか」聞いてみると
「試合ごとにムラはあるが、コート内でコミュニケーションが取れてる時は、一言で通じ合えるし、相手の狙いが解るようになってきて対策も取れる。でも、ヘッドコーチにタイムの要求を出すまではもう少し」と返答する岡。

そして、実業団時代からチームに属す近内瞳は「ここまで取り組んできたことプラス、富田や石川が入りプラス要素が出てきた。あとは、結果」と話す。

リーグに復帰して5シーズン、一歩一歩階段を登るかのように歩んできたクィーンビーズにとって、思うように結果が出ない今シーズンは、踊り場に差し掛かったようなシーズンだったかもしれない。
だが、彼女たちは踊り場で休んでいた訳ではなく「今日のような試合を自分たちのスタンダードにしていくことが大事かなと思う」と試合後に水野が話したように、ここから上に向かって進むための、強固な土台を築いたシーズンだったのではないだろうか。

伊與田ヘッドコーチは「うちが他のチームと同じようなディフェンスをしていては、上位チームに対して勝機は見えない。来シーズンに向けて、マンツーマンで相手の肉体と気持ちを削るようなディフェンスが出来るチームに変えて行く」と来シーズンの構想を語る。

1ヶ月後には、新しいシーズンに向けてチームは始動
一段と成長した彼女たちの姿が見れる日が、既に待ち遠しい。

そして、1日も早くコロナウィルスによる影響が収束し、私たちのホーム山梨の地で、ブースターのみなさんと一体となり、戦える日が来ることを楽しみにしています。

今シーズンも、クィーンビーズへの応援ありがとうございました。

ヘッドコーチ・選手の談話

伊與田好彦ヘッドコーチ
チームを応援してくださる皆様、今シーズンもご声援ありがとうございました今後も変わらず、応援よろしくお願いいたします。
昨日上手くいかなかったディフェンスを見直したことと、ボックスアウトとオフェンスリバウンドでの飛び込みリバウンド。そこを意識した結果、昨日に続き今日もリバウンド数で勝てたことで接戦に持ち込めた。しかし、最後の最後、1本のリバウンドが取れず、目前のを逃してしまった。

今シーズンを振り返ると、前半戦はディフェンスはオーソドックスな形で進めたが、対戦していく中で「これでは勝機が見えて来ない」と考え、後半戦はディフェンスをフルコートに変え、今まで以上に走るバスケでオフェンスシステムも変えた。サイズの大きい選手も入り、ディフェンスも高い位置から圧力をかけられるようになってきた。WJBLでも戦える部分が出てきと思う。

水野菜穂
今までやってきたことを、全部出し切ろうと試合に入り、それが今シーズンの中では一番できた試合だった。それでも勝ちきれなかったのが自分たちの弱さ、悔しい。
今日のような試合を、自分たちのスタンダードにしていくことが大事だと思う。
今シーズンを振り返ると、富田が入ったことで自分たちの戦い方が増えたことは大きかったが、オフェンスで動きが作れず、ボールマンが孤立することが多くあった。自分たちは大きくない、みんなで動き、相手のディフェンスをずらして行けるようになりたい。

今シーズンはコロナ禍でホームゲームがなく、寂しく思うことが多かった。そんな中で、今日もスタンドを見上げれば、山梨からたくさんの方が来てくれていて、ありがたい気持ちでいっぱいです。山梨でも映像を見てくれたり、声をかけてくれたり
改めてブースターの方々の存在の大きさを感じた1年だった
来シーズンは会場で、多くの方々に勝利を伝えたい。
今シーズンもご声援ありがとうございました。

富田愛理
自分がリバウンドに飛び込んだり、得点を取る事でチームが盛り上がることが、この2試合の中で実感できた。恐れずに続けているうちにリズムも良くなり、良い結果に繋がったと思う。来シーズンに向けて、一層レベルアップしていきたい。