山梨クィーンビーズバスケットボールクラブ再建計画
一般社団法人山梨クィーンビ-ズ バスケットボ-ルクラブは、2014年シ-ズンのWリーグ参戦見送りにより、
今後、財務内容の悪化・チ-ム戦力の低下が予想され、このままでは早期再建は極めて困難となり、クラブの存続
自体も危うくなる。
この危機的状況を脱し、クィーンビーズの再生を図るためには、新たな視点から、クラブ、チームマネージメントの
再構築を行う必要がある。
本再建計画は、こうした考えに立ち、真のクラブチーム確立を図るものであり、今後、当クラブと県・市町村・県
バスケットボール協会・支援組織等が一体となった取り組みを進め、2015年WJBL復帰を目指す。
一般社団法人 山梨クィーンビーズ バスケットボールクラブ 代表理事 芦澤 薫
基本理念 ゼロべースからの再建
行政・スポンサー・ファン三者一体の地域に根差したクラブ運営を基本スタイルとする。
ア、県、ホームタウン市町等に当社団法人への入会(正会員)を要請し、クラブ運営への参加促進
イ、クラブ・チーム情報の積極的な提供、ホームページの改善など、広報活動の強化
② 代表理事、GMを常勤とし、代表理事を中心としたクラブ運営、営業活動、広報活動を強化する。
③ クラブ組織の見直し(ホームタウン委員会等)及び支援組織(後援会等)との連携を見直し、各組織間が円滑に
機能することにより、目指す方向性(ベクトル)を共有できる体制を構築する。
2. 財務体質の改善と規模に見合った経営の推進
① 人件費・諸経費の見直しによる徹底的なコストカットを実行する。
ア、事務経費の見直し、事務所移転検討。チーム運営経費(人件費など)の削減
② 特定企業に頼らない体質への変革を図り、行政への財政的支援を要請をする。
③ 幅広い企業の支援を受けるため、スポンサーとしてのメリットが享受できる仕組みを構築する。
④ 後援会をはじめ、県バスケットボール協会(ミニバス連盟等)、協賛企業等への協力要請を行い、後援会会員の
拡大を図る。
⑤ OGをはじめ、県バスケットボール協会登録者やボランティア人材の活用と仕組みづくりを推進する(インター
シップ制度導入推進、ホームタウンゲームの運営等)。
3. 選手受入れ先の確保と補強推進
① 行政の人的支援(選手受入れ)を要請するとともに、現受入れ先の継続と新規受入れ先の開拓を行う。
② WJBLとボランティア人材の協力による戦力(移籍・引退選手)の受入れ体制の整備、充実を図る。
チーム マネージメント
1. 監督を中心とした日本トップリーグWJBLに値するチームづくりと強化策
① 社会人クラブチームの選手として人間教育とチーム強化の徹底を図る。
ア、代表理事、GMによる受け入れ先企業等への訪問など、情報交換、協力関係の強化
イ、スポーツ指導者等による研修の実施など、トップリーグ選手としての人間教育と勝利への拘りを
日々教育徹底
ウ、選手の自主性、意欲を高めるため、明るいチームづくりの推進
② 選手確保と指導強化方針共有化
ア、行政、クラブ、WJBL、県バスケットボール協会等の総力を結集した人材の確保
イ、地元大学(山梨学院大など)高校(富士学苑高など)の連携強化による人材の確保
ウ、現場とフロントの意思疎通を図り、監督、GM、理事による指導強化方針の共有化
2. 2014年シーズンにおける明確な目標設定
① 主目標をWJBL復帰とし、2014年4月からの年間目標を次のとおり設定する。
ア、5/17(土)~7/26(土)関東1部リーグ戦(10戦全勝)、10月以降関東実業団選手権、国民体育大会、
全日本実業団選手権、全日本社会人選手権、オールジャパンなど
イ、8/29(金)~9/1(月)WJBLサマーキャンプ参戦 (チーム力、財務力査定) (2015年秋WJBL復帰)
3. クリニック活動推進による地域密着度アップ、ファン拡大策
① OG、ボランティアを含めクリニック開催の頻度を倍増することでファン拡大を図るとともに、次世代を
担う選手育成に貢献する。
ア、ミニバス、中・高の基本、強化など、各オフェンス、ディフェンス編を準備
イ、OG、ボランティア等を含めたクリニックチームの編成
② 各種イベントや地域活動(交通安全運動、共同募金活動、体育祭り等)へ積極的参加など、地域貢献活動を
拡充する。