山梨クィーンビーズ

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頂点を見据え、年内最後の姫路戦

リーグ終盤戦を迎え、順位表は一戦ごとの重みを増している。
山梨クィーンビーズは現在3位。ここまで積み重ねてきた勝利は、チームが今季掲げる目標へと確かにつながっている。その目標とは、フューチャーリーグ優勝である。可能性が残る限り、視線は常に頂点に向けられている。

今節の対戦カードは、新潟VSアランマーレ、SMBC VS 日立ハイテク、そしてクィーンビーズVS姫路。上位チーム同士の直接対決はないが、いずれも順位争いの行方に影響を与えるカードであり、どのチームも足踏みは許されない。クィーンビーズにとっても同様で、他会場の結果よりも、自分たちの試合で勝利を積み重ねることが、何よりも求められる。

このカードは、試合内容だけでなく、遠征という条件も含めて厳しさを伴う。山梨から姫路までは直線距離で約450km、実際の移動距離はおよそ600km。チームはバスで約8時間をかけて移動する。今朝、山梨を発ち、到着する頃には日が傾いた。身体への負荷、集中力の維持、試合への入り。遠征は試合開始前、山梨を出発した時点から始まっている戦いだ。

三菱電機との連戦を1勝1敗で終えた石川幸子ヘッドコーチは「勝つしかない立場は変わらない」と語る。現実を受け止めた上で、前を向き、やるべきことに集中する。その姿勢は、キャプテン・井上桃子の言葉とも重なっている。

両者の談話に共通しているのは、試合の入りとディフェンスへの強い意識だ。
姫路は外角に得点力を持つスモールラインナップを軸に、最終的には1対1で局面を打開してくるチーム。出だしで相手にリズムを与えれば、試合を通して苦しい展開を強いられる。一方で、最初の時間帯からシュートリズムを狂わせることができれば、流れは自然とこちらに引き寄せられる。

ハードなディフェンスから、良いオフェンスへ。
それは今季、クィーンビーズが積み重ねてきた勝ち筋であり、順位を押し上げてきた原動力だ。この姫路戦もまた、その再現性と精度が問われる試合となる。

年内最後の連戦となるこの姫路戦。
ここで勝ち切ることは、積み重ねてきたものを結果として示し、目標達成に向けた流れを手繰り寄せたまま、新たな年を迎えるための重要な2試合だ。
約600kmの移動を経てコートに立つクィーンビーズの背中を、押したい。
遠く姫路の地へ届く、ファン・ブースターの熱い声援とともに。

ヘッドコーチ・キャプテンの談話

石川幸子ヘッドコーチ

三菱電機との連戦を1勝1敗で終えて、選手たちの状態は悪くないと思っています。今日の練習も、しっかり集中して取り組めていました。ただ、体の部分では、もしかしたら少しきつさはあるかもしれません。それでも、そこは切り替えてやってくれると思っています。

状況としては、「勝つしかない」という立場は変わりませんし、いろいろ言っても状況が変わるわけではありません。もう前を向いてやるだけだと思っています。

姫路については、前回対戦した時もそうですし、その後の試合内容を見ても、やはり簡単な相手ではありません。特に外角のスモールの選手は、もともと得点力がありますので、そこは個々がしっかりアジャストしなければいけませんし、チームとしても守り切ることが大事になってきます。他のチームとはまた違うタイプで、ビッグマンがいないので、その特徴も踏まえて、しっかり対応していきたいです。

前回同様、結果だけでなく内容にもこだわって、自分たちの強みをしっかり活かせる試合にしたいです。三菱電機戦でもそうでしたが、やはり大事になってくるのは、ハードなディフェンスから良いオフェンスにつなげることです。そこは変わりませんし、少しでもレベルアップした形で、今年を締めくくりたいと思っています。

キャプテン井上桃子 

試合間隔は短いですが、日曜日に勝てたということもあって、チームの雰囲気は結構いいと思います。姫路は、最終的には1対1で攻めてくるチームですし、個人としてのアジャストが一番大事になってくると思っています。シュートも上手で、アランマーレ戦に勝っていることもあり、勢いに乗っているチームだと思います。

相手に出だしから勢いを与えてしまうと、SMBC戦の1戦目のように、ずっとシュートを決められ続ける展開になってしまい、自分たちにとってもしんどい試合になります。そうならないためにも、最初の時間帯からタフショットを打たせて、相手のシュートリズムを狂わせるくらいのディフェンスができれば、自然と自分たちのリズムに持っていけると思っています。

今回は試合開始時間もいつもと違うナイトゲームになりますので、試合の入り方や、試合への心身のコンディションの持っていき方は特に大事だと思います。新潟戦でもナイトゲームを経験しているので、その経験を活かして、アップの段階から試合をイメージしながら強度を上げて、しっかり準備していきたいです。

2日間を良い形で終えられるように、全員で臨みたいと思います。

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