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新たな風をチームに!岡田来夢・池上慶、クィーンビーズへ加入
- 2025年11月21日
- admin
山梨クィーンビーズに、岡田来夢選手と池上慶選手の2名が新たに加わった。
2人は、一般的な道とは異なる“練習生”としての挑戦からスタートした。クラブチームであるクィーンビーズにとっても、新たな形への挑戦である。
石川幸子ヘッドコーチは、2人の挑戦に自身の過去を重ね合わせる。
「私も契約があるわけではなく、給料の保証もない中で、“バスケットが好き”という気持ちだけで海外に挑戦してきました。同じ熱い思いで飛び込んでくる選手には、しっかりとチャンスを与えたいし、自分の力でコートに立つ選手になってほしい」。
その言葉には、挑戦者を受け入れる覚悟と、選手の未来を信じる情熱がにじむ。
Wリーグで声が掛からず実業団に進んだり、あるいは競技を離れたりする選手は少なくない。しかし石川ヘッドコーチはこう続ける。
「夢は努力で叶えるもの。2人には“希望の星”のような存在になってほしい」。
Bリーグで練習生からトップ選手へ成長する例が増えている今、新しいルートを切り開く可能性が、2人の中には確かに宿っている。
その変化をいち早く感じ取っているのが、2人を最も近くで見続けてきたキャプテン・井上桃子だ。
「最初はWリーグ特有の強度、スピード、フィジカルに苦しんでいましたが、リーグ戦が始まる頃には自ら点を取りに行く場面も増え、確かな成長を感じています。能力は高い2人なので、それを試合で発揮してほしいです」と井上は語る。
石川ヘッドコーチは、2人それぞれに明確な役割を期待している。

岡田来夢(ライム)には、アメリカの高さとパワーの中で積んだ経験をコートで表現し、その価値をチームに還元してほしい」。

池上慶(ケイ)には、持ち味である得点力を最大限に発揮し、攻撃の流れを生み出す存在になってほしい。
今季のクィーンビーズは、さまざまな背景や思いを持つ選手たちが集まり、一つのチームとして融合し始めている。
その中に飛び込んできた2人の挑戦は、チームに新しい風を吹き込み、確かな刺激となっている。
これまでとは異なる道を選び、自らの意志で挑戦する2人。
その歩みは、きっと誰かの希望となり、チームの未来を照らす光となるだろう。
