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前節の綻びを、今節の糧に――成長を止めず今節も一歩前に!
- 2025年11月13日
- admin

姫路との2連戦を終え、クィーンビーズは現在5勝1敗。
数字上は快勝に見える2試合だったが、チーム内では内容面での課題が明確になった。
ゲーム2後、石川幸子ヘッドコーチは「昨日の反省点をしっかり修正できた」と手応えを語りつつ、「細かい部分の詰めはまだ甘い」と、さらなる成長を求め続けた。
姫路戦では、インサイドを起点とした攻撃が安定し、中を固めてくる相手には外でチャンスを作る“インサイド・アウト”の連携が機能した。
守備面でもハードにプレッシャーをかけ続け、チームルールに従った安定したディフェンスで試合を優位に進めた。
しかし課題もある。特定の選手に大量失点を許した場面、ミスからの失点、そして終盤のゲームコントロールと積極性。
戦いでは、この“小さな綻び”が勝敗を左右しかねない。
今節の相手、新潟はこれまで幾度となく接戦を繰り広げてきた相手。今季のチームはサイズこそ大きくないものの、勢いに乗ると一気に走り出し、オフェンスリバウンドにも激しく飛び込んでくるチームである。
石川ヘッドコーチは「元気のいい選手が多く、調子に乗せると危ない」と警戒心を示す。
キャプテン井上桃子はこう語る。
「重要なのはギャンブルをせず、24秒を守り切るディフェンスを徹底すること。
1対1の強度を上げ、そこからチームディフェンスにつなげることで、自分たちの得意とする速い展開に持ち込みたい」
その青写真を、どれだけ“40分間の継続”として体現できるかが鍵となる。
連勝に目が向きがちだが、石川ヘッドコーチは「まずは目の前の一つを確実に」と繰り返す。
内容にこだわり、細部を磨き、強度を落とさず戦い切れるか。
姫路戦で見えた課題と成長を両手に携え、拠点・日本航空学園で活気ある90分の調整を終えたクィーンビーズは、アウェー新潟へと向かった。
“勝つための40分間”ではなく、
“強くなるための40分間”を。
その積み重ねの先に、目指す場所がある。
