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全員で挑む、勝利の連鎖。
- 2025年11月07日
- admin

開幕から4試合を終え、チームは3勝1敗。前節の三菱電機戦では、これまで積み上げてきたものが確かな形となって表れた。
石川ヘッドコーチが「トレーニングの成果が出ている」と語ったように、タフなフィジカルとハードなディフェンスで相手の攻撃を封じ、勝負どころでは全員でカバーし合う。危ない場面でも最後まで集中力を切らさずに戦い抜いた2連勝は、クィーンビーズが目指す「全員で戦うバスケット」の真価を示す内容だった。

キャプテン井上桃子も「コートに立つ選手が自分の役割を全うすることが、チーム全体の強さにつながる」と語る。実際、三菱電機戦のゲーム2では途中出場の三好青花選手がディフェンスで流れを引き寄せるなど、ベンチからの貢献が光った。連戦の続く11月・12月は、まさに総力戦。井上は「誰か一人に負担が偏るのではなく、全員が戦力として戦い抜くことが重要」と強調する。練習でもスタメン組がやられる場面は多く、日々の競争が確実にチームの底上げを生んでいる。
迎える今節の相手、姫路イーグレッツは、サイズこそ大きくないが、攻撃の多くを1対1から組み立ててくるチームだ。石川ヘッドコーチは「個々の特徴をしっかり把握し、相手をリズムに乗せないことが鍵」と語り、井上も「1対1の守り切りとリバウンドが勝敗を分ける」と分析する。姫路は小柄ながらもリバウンドへの執着が強く、出だしからのボックスアウト、そして速攻を封じることが勝負のポイントとなる。

クィーンビーズはここから毎週末に試合が続く中で、心身のコンディション管理も重要な要素となる。今季は月曜開催、金曜開催と変則的な日程が続き、試合への調整力そのものが問われる。石川ヘッドコーチは「環境が選手を強くしている」と語る。日々の仕事を終えてから練習に励む選手たちは、限られた時間と厳しいスケジュールの中で自分を律し、精神的にもタフになっている。その積み重ねが、チームに好循環を生み出している。
ここから続く連戦は、まさに「チームの総合力」が試される期間となる。
ホーム・山梨市民総合体育館で迎える姫路戦。勝利を積み重ね、勢いをそのまま次節へとつなげるために。
ハードなディフェンスから自分たちのリズムを生み出し、“全員で勝ち切るバスケット”を、再びホームのコートで体現する。
