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混戦の波に乗れ | 勝負の三菱電機2連戦へ
- 2025年11月02日
- admin

フューチャーリーグは第3節を迎えた。
ここまで4連勝で首位を走る日立ハイテクを筆頭に、2位・三菱電機(3勝1敗)、3位・アランマーレ(3勝2敗)と続き、2位以下はまさに混戦の様相を呈している。
1週試合が空いたクィーンビーズは、現在1勝1敗の4位。今節の三菱電機との2連戦は、上位に食らいつき、混戦に乗り遅れないための重要なカードである。
「相手を見るのではなく、自分たちのバスケットを」

石川幸子ヘッドコーチは、開幕節・アランマーレ戦を振り返りつつ、チームの手応えと今節への意気込みを語った。
「アランマーレ戦は1戦目を落としたあと、2戦目でしっかり立て直して勝ち切れたことが大きかったです。“やるべきことを遂行すれば結果はついてくる”という確信を得られました。三菱電機はリズムに乗ると非常に厄介なチームですが、まずはタフなディフェンスからリズムを作り、自分たちのバスケットを出し切りたいと思います」
新加入のビッグマンを軸に、得点のバリエーションも広がった。
「1試合の目標である75点まではもう一息ですが、ミスも減り、完成度が上がってきています」と石川ヘッドコーチ。
積み重ねてきた練習の成果を、この2連戦で確かな形にしたい。
「主導権を握る1ピリが勝負」

井上桃子キャプテンも、チームの雰囲気の良さを強調する。
「1週空いたことで他チームを客観的に見られましたが、どこも拮抗しています。だからこそ、勝ち星を積み重ねていくことが大切だと感じています。練習でもナイスプレーが多く、チームの雰囲気はとても良いです」
そのうえで、三菱電機戦に向けた鍵をこう語る。
「まずは試合の入りで主導権を握ること。三菱電機さんは経験豊富な選手が多く、新たな外国籍選手も非常にパワフル。1ピリで流れをつかむことが何より重要です」
勝利が呼び込む“次の景色”
ここでの2連勝は、単なる白星以上の意味を持つ。
首位・日立ハイテクを追うための足掛かりであり、チームとしての成長を形にする機会でもある。
井上は言う
「三菱電機さんは上位を狙う強豪。ここで2連勝できれば、優勝への道が見えてくる。全員でエネルギーを出し切って戦います」
石川ヘッドコーチ、井上キャプテンが口を揃える「自分たちのバスケットを出し切る」という言葉。
この言葉をぶらさずに、クィーンビーズは三菱電機に挑む。
プレミア昇格を目指すうえで、ここからは「相手に合わせるのではなく、自分たちを信じる」戦いが求められる。
勝負の11月は、ここから始まる。
