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ユナイテッドカップで示す成長、そして開幕へ
- 2025年09月26日
- admin
対トヨタ紡織戦――リーグ開幕に弾みをつける、昨年の雪辱を

明日から始まる「大樹生命 Wリーグ ユナイテッドカップ 2025-26 グループステージ」で、山梨クィーンビーズは昨季の同大会で67-94と大敗を喫したトヨタ紡織と対戦する。
「昨年のように沈んで開幕を迎えるのではなく、今年はここから勢いをつけたい」と語るのは石川幸子ヘッドコーチ。その言葉、そしてキャプテン井上桃子のコメントには、昨年の悔しさを原動力に積み上げてきた手応えがにじむ。
崩されたら沈んでしまった昨季から、崩されても粘れる今季へ。高さ、フィジカル、メンタル――三拍子揃った進化を確信に変え、クィーンビーズはリーグ開幕へ一気に加速する。
石川幸子ヘッドコーチの談話
サマーキャンプ以降は練習試合を重ねてきました。移籍選手も多い中で選手同士の強みを理解し合い、連携が少しずつ形になってきています。特にシャンソンやデンソーとの試合では、大きく点差を広げられながらも粘って試合を作ることができました。7月には大差をつけられた相手に、9月にはしっかり食らいつけたのは、メンタル面を含めた大きな成長だと思います。
昨年のユナイテッドカップ、相手はトヨタ紡織でした。節目の一戦で崩され、気持ちが落ちてしまったことで必要以上に点差を広げられてしまいました。采配の悔いも残りましたし、必死さが足りなかったと痛感しました。その敗戦の記憶があるからこそ、今年は同じ相手に挑めることが本当に楽しみです。昨年からどれだけ進歩できたかを示す絶好の機会にしたいです。
ユナイテッドカップはあくまで通過点ですが、この舞台で成長した姿を示し、開幕へ確かな勢いをつけたい。今年は昨年のように重い空気を引きずるのではなく、ここからギアを上げていく。その姿をしっかりとお見せしたいと思います。
キャプテン井上桃子の談話
サマーキャンプの時は新しい選手との連携がまだ十分ではありませんでしたが、今はオフェンスがスムーズに展開できるようになり、それぞれの強みを生かしてプレーを選択できるようになってきました。ディフェンスでも強度が上がり、ターンオーバーを誘発できる場面が増えているのは大きな成長だと感じています。
今年は高さが加わったことで、昨季は攻め切れなかった部分で優位に立てる手応えがあります。夏のトレーニングでフィジカルも底上げされ、成果が表れています。さらに新加入メンバーが積極的にコミュニケーションを取ってくれて、チームとしての一体感も増しています。
昨年のユナイテッドカップや皇后杯ではトヨタ紡織にやられ、自分たちのプレーができずに悔しい思いをしました。今年はディフェンスでのプレッシャーを徹底し、チーム全員でズレをなくすこと。そして最後はリバウンドで粘り続けられるかが勝負だと思います。
昨年はやられ過ぎて気持ちが落ち込み、そのままリーグ戦で難しい時期を過ごしてしまいました。今年は逆に、このユナイテッドカップを勢いに変え、開幕から最高のスタートを切りたいと思っています。