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満開の瞬間を

クィーンビーズ、昇格を懸けた決戦へ

SMBCとのリーグ最終戦から約1か月半。
来る入れ替え戦に向け、準備を積み重ねてきたクィーンビーズは一昨日、拠点である日本航空高等学校山梨キャンパス体育館で、今シーズン最後のチーム練習を終えた。

この3日間で、このチームの現在地が決まる。
長いシーズンのすべてが、いまこの舞台に収束しようとしている。

対戦相手のアイシンは、プレミアリーグ7位。
しかし、その実力は順位以上のものを持つ。

前半戦は2勝12敗と苦しみながらも、後半戦は7勝7敗と立て直し、ENEOS、シャンソン、富士通、デンソー、トヨタ紡織といった上位陣を撃破。
関係者の間でも「プレーオフ進出チームと遜色ない」と評される、極めて完成度の高いチームだ。

そのアイシンに対し、クローズアップされるのが「高さ」だ。

チーム平均身長はクィーンビーズ170.8cmに対し、アイシンは175.6cm。
さらにリーグ最終戦におけるインサイド3名の平均身長では178.3cmに対して188.3cm。
コート上では約10cmの差が生まれる。

この現実にどう向き合うか。

石川幸子ヘッドコーチは
「今回の対戦では相手の高さが注目されると思いますが、そこはどうにもならない部分でもあります。ただ、逆に自分たちの強みである機動力という点では上回れると思っています」
と、高さに対して自分たちのストロングポイントをどう表現するかをポイントに挙げる。

そしてキャプテン井上桃子は
「アイシンの高さという部分は、実際に試合でやってみないと分からないところもありますし、早くその高さにアジャストすることが必要です。試合の立ち上がりから、どのくらいの高さなのか、どういうシュートを選択すべきかという判断を早い段階でしていくことが大事だと考えています」
と、コート内での早い時間帯での順応の重要性を語る。

この挑戦は、準備してきた成果を試す舞台でもある。

井上は、この戦いの本質をシンプルに言い切る。
「この対戦で一番大切になるのは、勝ちたいという気持ちだと思います。」

高さ、強度、プレッシャー。
そのすべてを上回るのは、最後は“意志”だ。

入れ替え戦は独特の重圧に包まれる。
流れが悪い時間帯は、リーグ戦以上に長く感じられるはずだ。

それでも、そこで我慢し、戦い続けること。
諦めずに一つひとつのプレーを積み重ねること。

その先にしか、道はない。

そして、その道を切り拓く力となるのがファン・ブースターの存在であり、一つひとつの声援が、苦しい時間帯に踏みとどまる力となり、流れを引き寄せる原動力となる。

一方で、この3日間はWリーグの試合はこの1戦のみ。
舞台はバスケットボールの聖地・国立代々木第二体育館。

すべてが、この試合のために用意された特別な時間と空間である。

石川ヘッドコーチは
「今までにない重圧も楽しんでほしい」
と語る。

そして井上桃子は
「気負いすぎず、シーズン最後の試合になるので、チーム全員で楽しみながら戦いたい」
と、このチーム、この15人で戦う最後の時間に目を向ける。

3月16日、甲府ではソメイヨシノが岐阜・高知と並び、全国最速の開花を迎えた。

春は、すでに始まっている。

代々木第二体育館という舞台で。
次に花を咲かせるのは、クィーンビーズだ。

満開の瞬間を。
ファン・ブースターとともに。

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