山梨クィーンビーズ

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試合報告

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頂点へ――次なる舞台は日立ハイテク

今季ホーム最終戦を白星で飾る

山梨クィーンビーズ 76-55 新潟アルビレックスBBラビッツ
(2026年1月25日/新潟アルビレックスBBラビッツ)

ボックススコア

「2戦目の新潟は全然違うチームになる。それは全員が分かって試合に入っていました」
試合後、そう語ったのはチーム最年長で、この2戦目で新潟に何度か苦杯を喫してきた経験を持つ渡邊愛加だ。
アウェーの地からも多くのファン・ブースターが詰めかけた東京エレクトロン韮崎アリーナ。声援を背に、新潟は序盤から攻守のギアを上げ、クィーンビーズに迫った。
昨日とは違う、思い通りに進まない試合展開。
その中で試合を立て直しながら掴んだ今日の勝利は、今季の集大成となる残り4試合、そしてその先に見える頂への挑戦権をつなぎ止める、大きな1勝となった。

第1クォーター、最初の得点はダラーメ・マレム・ドイ。ターンオーバーからの速攻2本で片山菜々、池田沙紀が加点して6–2。クィーンビーズが流れを掴むと、残り7分16秒で新潟が最初のタイムアウトを要求する。
以降、クィーンビーズはオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを作り得点を重ねる一方、新潟のディフェンスに押されて攻撃権を失う場面もあり、得点を許して残り3分24秒で14–9。
ここで石川幸子ヘッドコーチがタイムアウト。明けて上長美菜が3ポイントを沈め、流れを引き戻す。
第1クォーターは21–13。クィーンビーズが8点リードで終える。

第2クォーターは、上長の連続3ポイント2本で27–14と点差を広げる。しかし、この後の約2分間、クィーンビーズの得点は止まる。ここからダフェ・ハディが躍動し、残り5分25秒、連続得点で31–16となったところで新潟がタイムアウト。その後も主導権を渡さず、前半は44–23で終了。

1Qから2Qにかけては上長の3ポイント、そして2Qの停滞期を打破したハディの得点が、試合の流れを渡さない要因となった。21点差をつけて前半を終える。

第3クォーターはクィーンビーズの得点がやや伸び悩み、新潟に要所で3ポイントを決められる展開。残り3分26秒で52–31となり、一時は25点まで開いた点差を21点に詰められる。
ここで坂田とハディがコートイン。新潟も追いすがるが、ハディの得点が続き56–38で第3クォーター終了。点差18点で最終第4クォーターへ。

第4クォーターは、開始直後から新潟が得点を重ね、残り9分30秒からの約2分で新潟が6点のラン。58–39から58–45と13点差まで詰め寄られる。
残り7分42秒でクィーンビーズがタイムアウト。明けてボールが動きマレムが得点して60–45。今度は新潟がタイムアウト(残り7分18秒)。その後、新潟の3ポイント2本で11点差まで迫られる。
残り4分05秒、片山の3ポイントで66–51。ここで新潟がタイムアウト。

この直後、石川ヘッドコーチが「新潟がスモールラインナップで来ていたので、ディフェンス面とオフェンス面の両方で機動力が必要」と判断し坂田をコートへ。今季初となる池田と坂田の併用、ツーガードで流れを変えにいく。ボールハンドラーが増えたクィーンビーズはオフェンスが再び活気を取り戻し、新潟のファウルトラブルも重なって着実に加点。
そのまま主導権を渡さず、最終スコアは76–55。追い上げを受けた時間帯はあったものの、新潟を再度突き放し対新潟戦は2連勝、通算5連勝で今季最後のホームゲームを終えた。

ホームゲーム恒例のエンディングマイク。
今日は今季最後のホームゲームということもあり、石川幸子ヘッドコーチとキャプテン井上桃子が挨拶に立ち、「目標である優勝に向けて、最後まで諦めず戦う」と、残り4試合に向けた決意と覚悟を語った。

その後、コートを一周してファン・ブースターに手を振る選手たち。900人を超える観客から大きな声援が飛び、アリーナは、目標を叶えるためにこの先4試合のアウェー戦に挑むクィーンビーズの壮行会のようなひとときとなった。

冒頭で紹介した“2戦目の新潟戦の難しさ”を試合後に語った渡邊愛加は、談話の最後にこう締めくくった。
「山梨に来た当初は、目の前の1勝を追いかけるシーズンが続いていましたが、今は優勝を狙える立ち位置まで来ることができました。いろいろな人のおかげでここまで来られたと思いますし、勝ち方をチーム全員が分かってきたと感じています。1試合1試合成長しないと優勝は難しい。勝つことはもちろん、日々成長しながら、残り4試合を全員で戦って優勝したいです」

残り4試合で、クィーンビーズはどんな成長した姿を見せてくれるのか。
「令和7年の川中島の戦い」は終わり、今季のクィーンビーズ劇場はいよいよ最終幕へ。
次節・日立ハイテク戦は5日後に幕を開ける。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

昨日とは違う展開になりました。相手のタフなディフェンスと勢いのある攻撃に押される時間帯もありましたが、最後にしっかり勝ち切れたことは良かったと思います。
スタートの選手たちがなかなかリングにアタックできず、その部分は後半に入っても修正しきれないところがありました。ただ、ベンチスタートのメンバーが前半からすごく良いリズムで得点を取ってくれました。そこはチームとして大きな収穫だったと思います。

第4クォーターに池田選手と坂田選手を併用しましたが、新潟がスモールラインナップで来ていたので、ディフェンス面とオフェンス面の両方で機動力が必要だと判断しました。練習でも組み合わせとしてやっていたので問題ないと思い、起用しました。池田選手が少し疲れていた部分もあったので、坂田選手がサポートしてくれました。

優勝、プレミア昇格に向けて、まずは自分たちがやるべきことに集中したいです。次の日立ハイテク戦に向けては、新潟とは違ってサイズのあるチームなので、そこへの対応と、前回得点が伸びなかったオフェンスの修正が必要だと思っています。

今シーズンは、タフなディフェンスと、そこからつながるチームオフェンスを意識して取り組んできました。残りの試合でも、そこをしっかり出していきたいです。ボールも人も動いている状態が一番良いので、チーム全員で攻められるオフェンスを意識して日立ハイテクに挑みます。

2日間、本当に熱い応援をありがとうございました。
目標である優勝に向けて、最後まで諦めず戦っていきたいと思います

キャプテン井上桃子

今日の試合は、昨日とは違って新潟さんの激しいディフェンスやアタックに苦しめられる時間帯が40分を通して何度かありました。自分たちだけでコートの中で立て直せず、タイムアウトを取ってやっと修正できるような場面もあったので、そこは反省点だと思っています。

相手がスクリーンに対してスイッチしてきたり、リバウンドやボールマンへのプレッシャーが昨日より強くなっていました。スリーポイントラインより外でプレーさせられる時間帯も多く、そこが苦しい部分でした。良いシュートエリアでボールをもらい、いかにチャンスを作れるかが課題だったと思います。

失点が増えた要因としては、自分たちのオフェンスの終わり方が悪く、そこからブレイクやアウトナンバーを作られる場面が多かったこと、ミスマッチの状態や1対1でやられてしまうケースが多かったことがあります。まずは1対1で守り切ること、万が一抜かれた場合はチームで守るという共通理解を徹底していきたいです。

攻撃面では、相手のプレッシャーに押し上げられるのではなく、戦って良い位置でボールをもらうことが大切だと思っています。まずリングにアタックする意識を持ち、1対1で仕掛けるところから2対2、3対3につなげていかないといけないと感じました。

残り試合が少ない中で、内容よりもまず「勝つこと」が一番大事だと思っています。この2試合を連勝できたことはチームとしてプラスに捉えていますが、反省点も多い試合でした。そこを少しでも修正して、次のハイテク戦に向けて準備したいです。次の2試合が本当に山場になるので、そこで勝ち切れるように、この1週間しっかり準備して臨みたいと思います。

ホーム最終戦でしたが、苦しい展開の時間帯でも声を枯らして応援してくださり、山梨のブースターの皆さんの熱さを強く感じました。勝利を願って応援してくださる方が本当にたくさんいて、自分たちは幸せな気持ちでプレーできています。残りはアウェイになりますが、その応援も胸に、結果で恩返しできるよう頑張りたいです。

池田沙紀

今日は試合運びが難しい部分もありました。ディフェンスでは相手に判断よく打たれてしまった場面もありましたし、リバウンドや自分たちのシュートが入らない時間帯もありました。ただ、それでも勝負どころでは常に声をかけ合いながらディフェンスができていたので、そこは良かったと思います。

終盤、点差を詰められた場面で坂田選手と一緒にコートに立ちましたが、普段通りやることは変わりませんでした。坂田選手が一緒にいてくれることで心強さもありますし、ガードとしてはすごくやりやすかったです。ディフェンスでも前から当たって、スティールできた場面もあったので、そこは収穫だったと思います。

練習では2人で組むこともありますし、公式戦では初めての併用でしたが、普段やっていることをそのまま出せたと思います。

残り4試合になりますが、今シーズン1年を通してやってきたことを、最後の4試合でしっかり発揮することが自分たちの仕事だと思っています。そのための準備を、ここからしっかりしていきたいです。

上長美菜

自分の仕事として一番大事なのは、シューターとしてスリーポイントを打ち続けることだと思っています。ドライブしてくれた選手やパスを出してくれた選手のためにも、しっかりアテンプトし続けることが自分の役割です。

前半にシュートが入ったことでディフェンスが寄ってきてくれるようになり、後半はドライブも効くようになりました。そこから自分でシュートを狙うこともできますし、今日はヘルプが多く出てきたので、アシストにつなげる場面も作れたと思います。

次戦の日立ハイテクのような相手になると、個人ではなくチームで戦わないと対抗できません。そこも意識して、いろいろな選手と組み合わせながら、アシストを意識してプレーしました。結果的にそれが良い形につながったと思います。

普段の練習の中で、それぞれがどんなプレーをするかはチーム内で理解できています。この人ならここで打つ、この人ならここに合わせてくれる、というイメージを持ちながら組み立てた結果、今日はセンター陣との合わせもうまくいって、良い形でまとまったと思います。

本日誕生日を迎えた 渡邊愛加

新潟さんは2日目になると全然違うチームになるというのは、全員分かって試合に入っていました。実際に中盤は自分たちのミスやディフェンスのミスが続いて、流れが悪い時間帯もありましたが、そこをチーム全員で修正し、全員で勝ち切れたことは良かったと思います。

相手がスモールラインナップにしてきた時に、ディフェンスのミスや1対1で簡単にやられてしまう場面があったので、「全員で守ろう」という話になりました。オフェンスでも個人プレーになってしまう場面があったので、そこもチームでやろうと共有しました。

昨日の試合で良かった、全員でアグレッシブにディフェンスをするという部分は継続しようと話していて、大きく変えたというよりは、良かったところを続ける意識でした。スイッチされた時にズレを作れず苦しいシュートになる場面もありましたが、アタックできる選手が入った時には、そこから崩してノーマークを作ることができていたので、そういう選手がいたことで打開できた部分もあったと思います。

ホーム最終戦を2連勝で終えられたことは素直に嬉しいです。残りの試合はすべて勝たないと優勝できないと思っているので、そのスタートをホームで2連勝できたことは良かったです。

残り4試合は、今までやってきたことを全員で40分間徹底すること、そして優勝したいという気持ちが強いです。

新潟から移籍して山梨に来た当初は、目の前の1勝を追いかけるシーズンが続いていましたが、今は優勝を狙える立ち位置まで来ることができました。いろいろな人のおかげでここまで来られたと思いますし、勝ち方をチーム全員が分かってきたと感じています。1試合1試合成長しないと優勝は難しいので、勝つことはもちろん、日々成長しながら、残り4試合を全員で戦って優勝したいです。

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