山梨クィーンビーズ

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試合報告

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連勝、ここから新たなチャレンジが始まる

目標に向かい、この先に求めるのは“失点を削る強さ”。


山梨クィーンビーズ 82-71 SMBC TOKYO SOLUA
(2025年11月30日/小瀬スポーツ公園体育館)

ボックススコア

前日の修正を体現し、内容と結果を掴んだ対SMBC戦の連勝。
そのゲーム2はティップオフ直後、片山菜々の3Pで先制。続く渡邊愛加のスリーで10-0と走り切り、会場は開始2分で沸点に達した。
この日は井上桃子が今季初の先発に入り、守備の強度・攻撃の判断ともに迷いのない入りで、第1Qを29-21で終えた。
フィールドゴール成功率63.2%(3P42.9%)。ターンオーバーは4本あったが、それを上回るテンションとエネルギーがあった。

第2クォーター、ペイントで躍動したのはダフェ・ ハディ。
オフェンスリバウンドからの押し込みを含むこのクォーター8得点で、点差は最大19点へ。
ただ、SMBCも中山・西堀のスリーで巻き返し、リバウンドから走られる場面もあり39-28。残り6分54秒でクィーンビーズがタイムアウトで流れの再整理。
以降はダラーメ マレム ドイの得点、坂田侑紀奈のスリーで48-31と再び突き放し、前半は50-38で終了。
昨日苦戦したリバウンドはクィーンビーズ16:SMBC7と改善が見えた一方、ターンオーバーは8:3。後半の課題として残った。

第3クォーター、後半に入り、リバウンドや失点後のリスタートから走るSMBCへの対応が機能し始める。
マレムの連続得点と渡邊のスリーで61-42、さらにハディ・三好が続き最大21点差。
SMBCのターンオーバーはこの10分で7本。
守備からテンポを生み、71-51で最終第4Qへ。


第4クォーター、ハディのゴール下で73-51。
熊倉・前田の得点でSMBCが抵抗するも、上長美菜のスリーが流れを引き戻し、池田沙紀・ハディが加点して82-58。点差は最大24点に広がった。
終盤は新加入の池上慶・岡田来夢を含む全員がコートへ。
SMBCも最後まで得点を積み上げたが届かず、最終スコア82-71。
クィーンビーズは価値ある連勝を手繰り寄せた。

昨日からの修正が結果へと現れた一戦だった。インサイド起点の攻撃が機能し、後半は守備で粘り切り、決め切るべきシュートを決めて勝利を手繰り寄せた。新人2名を含む全員がコートに立ち、経験値を積み上げる時間も確保できたことは大きい。
だが同時に、相手のスリーポイントと外角カバーの整理、リバウンドを「取り切る強度」、得点後・リバウンドから走られない切り替えなど、優勝を見据えるチームが越えなければならない課題もくっきりと浮かび上がった。

2巡目に向けて石川幸子ヘッドコーチが語った内容も、その課題と向き合っている。
「今日の勝ちはチーム全員で掴んだものですが、さらに前に進むためには守備面の修正を積み上げたいと思います。次のアランマーレ戦もタフな展開になるので、細部の部分も含めて準備して臨みます」
得点力は証明した。しかし、上位へたどり着くために必要なのは“失点をいかに削るか”。勝利の先に目指す景色は、守備の精度が鍵を握るのではないか。

フューチャーリーグは全チームとの1巡目を終え、日立ハイテク10勝2敗、アランマーレ・クィーンビーズが9勝3敗で続く。三菱電機8勝4敗、SMBC TOKYO SOLUAと姫路イーグレッツが3勝9敗、そして新潟は0勝12敗。
優勝争いはここから本格的に色を帯びる。

試合後、キャプテン井上桃子は報道陣の順位に対する問いに迷いなく答えた。
「順位よりも優勝できるかどうか。私たちはそこを目指して戦っているので、2巡目を全勝する気持ちはチーム全員が持っています」

次節は開幕カードを1勝1敗で分け合ったアランマーレとの再戦。
ここからは一本のルーズボール、一本のリバウンド、一本のディフェンスが未来を変える。
優勝を掴みに行くための勝負所、譲れない週末が始まる

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ 

試合を振り返ると、序盤の入りがとても良く、選手たちが「昨日のような展開にはしない」「勝ち切る」という気持ちを持ってコートに立っていたことがよく見えました。ただ、相手の外角が入り始めてから少し慌てる場面があり、その対応が課題として残りました。

オフェンスでは渡邊がスリーを打ち切り決め切ってくれたこと、そして外国籍選手のマレムとハディがインサイドで体を張り、そこへパスを供給した選手も含めて良い形で得点につながりました。昨日の試合からインサイドへのアプローチを修正したことが、今日はしっかり反映できたと感じています。

リーグ前半を終えて3位という結果ですが、本来は1位で折り返したかったという気持ちがあります。アランマーレと日立ハイテクに敗れたことが現在の順位につながっているので、後半戦は課題を改善し確実に積み上げていきたいです。

次節のアランマーレは簡単に差をつけられる相手ではなく、1点2点を競り合う展開になると思います。その中で細かい部分を全員で共有し、接戦を勝ち切る力が必要です。ディフェンスもオフェンスも修正が必要ですが、特にディフェンスに関しては時間をかけたいと思います。

二日間、応援ありがとうございました。

キャプテン井上桃子

昨日の反省として、相手のスリーポイントとオフェンスリバウンドを抑えることを今日は特に意識して入りました。
出だしはディフェンスで抑えられて、自分たちのプレイクの形やスリーポイントも合わせながら得点できて、すごく良かったと思います。
でも2ピリの途中、相手のペースが早くなった時に、自分たちもそれに合わせてしまい、普段打たないタイミングでシュートを選んでしまったりして、試合を相手に運ばれてしまったところは改善点です。

後半は我慢してディフェンスで耐えて、リバウンドを取り切る場面も増えたし、最後は全員が出場して勝ち切れたことはすごく良かったと思います。
新加入の2人もコートに立てて、チームとしてすごく収穫のある試合でした。

私たちが拘るのは順位ではなく優勝です。
自分たちはそこを目指して戦っているので、2巡目を全勝する気持ちはチーム全員が持っています。
アランマーレ戦はすごくタフになると思うし、最後は球際とルーズボール、リバウンドの勝負になる。
そこをどちらが取り切るか、気持ちの強いほうが勝つと思っています。
優勝争いに絡むためにも、来週は2勝を確実に取りに行きます。

渡邊愛加

昨日の修正を活かして、今日は出だしから自分たちのペースでできたのは良かったです。でも、要所でリバウンドやルーズボールを取り切れず、そこから相手の3Pを何本も許してしまったので、良かった部分と課題が残った試合だったと思います。

自分のシュートに関しては、空いたら打つことはいつも意識しています。今日はチャンスが多くて、それを決め切れたのは良かったです。みんながパスをくれたので、それを決めることが自分の仕事だと思っています。ただ、決めたいところで外してしまった場面もあり、そこは今後の課題です。ディフェンスでもやられた部分があるので、しっかり修正したいです。

この2日間で2連勝できたのは、チームでバスケットができたからだと思います。秋田でも2勝して帰りたいです。

今シーズンは決め切れず迷惑をかけてしまった場面もありましたが、パスを出し続けてくれる仲間がいます。SMBCとの連戦で決められたのはそのおかげです。後半戦も準備して打ち続けるだけだと思っています。

アランマーレは得点源が多いチームなので、乗らせないことが大事。
ディフェンスからしっかりプレッシャーをかけて、自分たちのバスケットをしたいです。
個の力も大事ですが、それを活かすためのチームプレーがより必要だと思います。この2試合はそこができたので、全員の良さを引き出せれば本当に強いチームになると思います。
オフェンスもディフェンスも、しっかりチームでやることが大切です。

池上

出場前は少し緊張もありましたが、「短い時間でも自分の仕事を積極的にやろう」という気持ちは強く持っていました。実際にコートに立ってみると、Wリーグの選手のフィジカルの強さやスピード、体の使い方は高校や大学とは全く違うと感じました。その差を埋めるために、自分自身もっと試合中の判断やプレーの質を高めていきたいです。

ホームゲームの雰囲気は、本当にすごかったです。映像で見るのとは全く違って、声援の響き方がダイレクトに伝わってきました。ベンチからでも近くにファン・ブースターの方々の存在をすごく感じることができました。

岡田来夢 

 とにかく緊張しましたし、その気持ちがプレーにも出てしまったと感じています。これからはたとえ緊張していても悟られないほど落ち着いて、自分の役割を果たせるようになりたいです。ポイントガードとしてコートに立つ以上、状況判断とゲームメイクを担う立場であることを強く自覚し、プレーの質を高めていきたいと思いました。実際に対峙すると、ガード陣のディフェンスの強度や体の使い方、スピードやフィジカルの要求はこれまでとは全く違い、そのレベルに早く順応しなければ試合に絡めないと実感しました。加入してまだ間もなく、プレータイムは多くありませんが、毎日が挑戦であり学びです。先輩方の助言やスタッフの支えに感謝し、その機会に応えるためにも与えられた時間で結果を残せる選手になりたいです。2週続いたホームゲームでは多くの方が会場に来てくださっていることを改めて感じました。この応援に応えられるよう、もっと成長していきたいです。

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